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香港日本人学校大埔校は、香港の中心街から北へ約20kmの大埔自然保護区に面し、緑豊かで穏やかな吐露湾を窓から眺める高台にあります。学校の近くには、開校以来親しく交流をしているティンカーピン校や香港中文大学があります。

本校は、1997年の開校で、今年で14年目を迎えます。当時、高度成長経済を基盤に日本企業が進出し、それに伴い駐在員、そしてその児童が急激に増加し、香港日本人学校(現香港校)だけではまかないきれなくなり、新校舎の設置が必要となり建設されました。また一方では、1997年の中国への返還を控え、外国から香港に帰国する児童の受け入れを検討していた香港政府も国際学校の新設を望んでいたという経緯がありました。 

  
本校の建設には、それに至るまで10余年の経過があり、また開校は、学校経営理事会に設置された「日本人学校を考える会」の検討をもとに、「香港日本人学校国際化に関する研究協議会」の答申を受けて行われました。建設にあたっては莫大な費用が捻出され、日本企業の寄付、受益者負担による保護者による施設費、日本国政府の援助金や香港政府より無利子による融資がありました。また、大埔校の土地は香港政府から贈られたものです。その他、数多くの諸団体、諸機関の皆様の温かいご支援があり、開校に至りました。  

 本校は英語で授業を行うインターナショナルセクション(IS;国際学級)を併設しており、現在20カ国籍、4歳から11歳までの児童145名が、ISで学んでいて、学校内で国際交流ができるという環境にあります。ジャパニーズセクション(JS;現在在籍児童461名)とISが特別教室やグラウンド、プールなどを共に使用する関係から、JSとISの授業時間帯を合わせていこうとする試みで、平成16年度から15分のユニットを組み合わせた時間割(モジュール)を行っています。これによってJS,ISの交流がスムーズに行われるようになりました。このモジュール制によって、英会話の時間を、1、2年生は30分授業で週4回、3年生以上は週5回(毎日)行うなど特色ある教育を推進しています。また、隣接する香港の現地校とのさまざまな交流活動、縦割り班活動による異学年児童による交流活動なども活発に行われ、子どもたちは多様な海外での交流体験を満喫しています。

  施設面でも、子どもたちに大人気の人工芝の運動場や年中泳げる温水プールなど、とても充実しています。 緑に囲まれた素晴らしい環境の中、まぶしい太陽の日差しのもと、そのグラウンドで子どもたちが元気いっぱい遊んでいます

 こうした恵まれた環境の中、在外にある特色を生かしつつ、グローバルな視野を持った世界に羽ばたく国際人の育成をめざし、大埔校スタッフ一丸となって頑張っています。どうぞ、一度お訪ねいただきご指導、ならびに子ども達の元気な姿をご覧いただけると幸いです。


2010年4月
高尾 稔(TAKAO MINORU
香港日本人学校小学部
大埔校 校長

                

 



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